心が喜ぶ生き方をする
それから、引きこもり、登校拒否の人達の特徴は、
愛が不足していることの他に、
利己的であるということが言えます。
利己的な生き方というのは、全く、心が喜ばない生き方です。
利己的な生き方を続けていったとしたならば、
心は全然喜ばなくて、荒んでいって、苦しくなってきますから、
益々、精神状態が悪くなっていってしまって、
益々、世間から引きこもってしまうのです。
そして、世間から引きこもってしまうから、
余計に、利己的な生き方になってしまうといった
悪循環に陥ってしまうのです。
引きこもり、登校拒否の人、
それから、精神を病んでいる人にも、
最も良い生き方は、自分の心が喜ぶ生き方をすることです。
利他的な生き方は、人間の心が喜ぶ生き方です。
例えば、人に親切にしてあげたり、
良いことをしてあげたりすると、
私達人間の心は、本当に、大喜びをするのです。
しかし、ほとんどの人は、
心が喜ぶ利他的な生き方ではなくて、
心が全く喜ばない利己的な生き方をしてしまうのです。
例えば、昔、子供の頃には、
ある程度、利他的な生き方をしていたのだけれども、
人に親切にしてあげて、裏切られたとか、
恩を仇で返されたりしたことがあったがために、
利他的な生き方を捨てて、利己的な生き方に走ってしまうといった人もいると思います。
でも、たとえ、裏切られたとしても、恩を仇で返されたとしても、
利己的な生き方に走らないで、
利他的な生き方を貫いていった方が、
心は、常に喜びに満ちていることができるわけですから、
利他的な生き方は、得な生き方なのです。
利己的な生き方が、最も損な生き方。
利他的な生き方が、最も得な生き方。
まずは、身近な家族の人に対して、
親切にしたり、お手伝いをしたりしてみてください。
心の声に耳を傾けるならば、
あなたの心は、間違いなく、喜んでいるはずですから。
そして、少しずつ心が元気になってきたならば、
今度は、外に、ボランティア活動をしに出かけてみてください。
ボランティアというものは、様々なところで募集されておりますので、
ネットでも調べられますから、調べて、応募されてみてください。
ボランティア活動は、本当に、心が喜ぶ行いです。
でも、心以外のところでは不評だと思います。
例えば、あなたのエゴは、
「どうして、オレ様が、こんなことやらなきゃいけないんだ!」
と叫ぶことでしょう。
それから、あなたの欲は、
「こんなタダ働き、やってられねーヨ!」と文句を言うことでしょう。
それから、あなたの肉体は、
「こんな無報酬で働くのは、疲れるからイヤだ!」
と駄々をこねることでしょう。
それから、あなたのマインドは、
「これだけ働いたならば、時給○○○円ならば、○千円になる。」
と計算ばかりして、真面目に取り組もうとはしないでしょう。
しかし、あなたのエゴや欲や肉体やマインドは全く喜ばない行いなのですが、
あなたの心は、間違いなく、大喜びをするのが、ボランティア活動というものなのです。
自分のエゴや欲や肉体やマインドの声には、耳を傾けないで、
自分の心の声だけに、耳を傾けてみてください。
それから、例えば、
部屋の掃除をしないで、
片付け、整理整頓もしないで、
汚い部屋にいるのと、
部屋の掃除、片付け、整理整頓をきちんとして、
きれいな部屋にいるのとでは、
どちらの方が、心が喜ぶでしょうか?
例えば、お風呂に入らないで、
不潔にしているのと、
お風呂に入って、
きれいに、清潔にしているのとでは、
どちらの方が、心が喜ぶでしょうか?
答えは、言うまでもありませんよね。
それから、基本的に、
良い行いをしたとしたならば、
心は喜び、
悪い行いをしたとしたならば、
心は、喜ばないで、
心は、悲しくなり、苦しくなっていくのです。
(特に、怒りの罪を犯すことは、心が悲しむ行いです。)
自分の心が喜ぶ生き方は、
あなたの精神にとって良いだけではなくて、
あなたの周りの人達に対しても、
とても良い影響を与えるものなのです。
この世の全ての人間が、
自分の心の声に耳を傾けて、
そして、自分の心が喜ぶ生き方を心がけていくならば、
この世からは、
引きこもりも、登校拒否も、
それから、精神的な病も、
消えてなくなっていくことでしょう。
合 掌
ジョージ・アーナンダ・クリシュナ
George Ananda Krishna