愛の不足が、全ての不幸の原因なのです。
この世のありとあらゆる不幸の原因は、愛の不足に尽きるのです。
私は、先程、「怒りが、全ての不幸の原因」と申しましたが、
それとは矛盾しません。
何事も、物事は、深いのです。
ですから、物事は、深く洞察していかなければいけないのです。
私は、不幸というものを、深く洞察した結果、不幸の原因は、怒りにあり、
そしてまた、不幸の原因は、愛の不足にあるという真理を見つけ出したのです。
愛が不足しているから、人間は怒るのです。
愛に満たされている人間は、ほとんど怒らないのです。
私が唱えるこの2つの真理は、全く矛盾しないのです。
愛に満たされていたならば、
どのような状況にあったとしても、
どのような恵まれない環境にあったとしても、
人間は、幸福でいることができるのです。
愛が不足をしていたならば、
どのような状況にあったとしても、
どのような恵まれた環境にあったとしても、
人間は、幸福でいることはできないのです。
人のことを悪く思うようになることが、不幸への転落の道なのです。
自分の周りの人間の欠点ばかりが見えてきて、
そして、人の粗探しを始めるようになったならば、
あなたは、愛が不足していることを、自覚しなければいけません。
人のことを悪く思い始めるということが、不幸への扉をノックすることになるのです。
そして、日に日に、その人の粗探しは、エスカレートをしていって、
あなたの心の中の愛の不足は急速に進んでいくのです。
そして、その粗探しが人に対して向けられている内は、まだいいのですが、
その粗探しが、自分に対して向けられるようになったならば、
あなたは、地獄への扉をノックしたことになるのです。
人の粗探しが、自分に対して向けられるようになったならば、
あなたは、不幸のどん底に陥って、地獄の苦しみを味わうことになることでしょう。
この世の人間に、完璧な人間は、いないのです。
あなたも、私も、全ての人間は、皆、それぞれに欠点を持っているのです。
神(至高のお方)は、人間というものを、完璧には、お造りにはならなかったのですから。
人の欠点を見つけ出して、それを批判するのではなくて、
人の良いところを見つけ出して、それを褒めていくならば、
あなたの愛は、次第に、増えていくことでしょう。
人を褒めることは、善であり、功徳であり、幸福の元になるのです。
人をけなすことは、悪であり、罪であり、不幸の元になるのです。
人を褒めることは、愛です。
愛がなかったならば、人を褒めることはできないからです。
そして、人を褒めることによって、さらに、その内面の愛は増えていくのです。
人を褒めることは、幸福への道なのです。
人をけなすことは、愛が欠如した行為です。
愛が不足をしているから、人は、人をけなしてしまうのです。
そして、人をけなせばけなすほど、
益々、その愛の不足、欠如は著しいものになっていくのです。
人をけなすことは、不幸への道なのです。
人を褒めて、
自分自身を褒めて、
そして、神(至高のお方)を褒めて、
あなたの内面の愛を増やしていってください。
褒めることによって、内面の愛が増えていったならば、
あなたは、決して、不幸に陥ることはないでしょう。
※至高のお方ー宇宙の至上神・天地の偉大なる創造主・Supremeのこと。
クリシュナは、親しみと尊敬の気持ちを込めて、神様のことをこのように呼びます。
主・天の父・ヤハウェ・アッラーも同義です。
合 掌
ジョージ・アーナンダ・クリシュナ
George Ananda Krishna