知恵と愛


先ほど、「努力が、最も大切」と申しましたが、
その努力に勝るとも劣らないくらいに大切なものがあるのです。
その大切なものとは、知恵です。
もちろん、知恵というものも、
人間が一生懸命に、物事を考えて、
努力をすることによって、出てくるものであります。


私達の人生には、様々な試練があります。
でも、その様々な試練は、知恵があるならば、
それらを克服していくのは、決して、難しいことではないのです。
しかし、もし、知恵がなかったとしたならば、
もし、知恵が働かなかったとしたならば、
それらの試練は、あまりにも過酷で、
人間には、耐えがたいものになるのです。

知恵があれば、人生は、さほど苦しくはないのです。
知恵がないから、人生は、苦しいのです。

先ほど、私は、
知恵は、一生懸命に物事を考えて、
努力をすることによって、出てくると言いました。
もちろん、それは、間違いではありませんが、
しかし、愛がなかったならば、
いくら、一生懸命に物事を考えたとしても、
知恵というものは出てはこないのです。

知恵が出てくるためには、
愛が必要なのです。
知恵が働くようになるためには、
愛が必要なのです。

私の浄霊は、愛です。
私の浄霊は、神(至高のお方)の偉大なる愛なのです。

私は、愛の浄霊を施して、
そして、あなたがたに不足している愛を、
補ってあげましょう。

けれども、私がいくらあなたがたに、
愛を施してあげたとしても、
あなたがたが、怒ることをやめない限りは、
浄霊が終わって、しばらくしたならば、
また元の木阿弥に戻ってしまうのです。

なぜならば、愛を殺すものが、怒りであり、
知恵を殺すものが、怒りであるのです。
怒りは、人間の愛も、人間の知恵も、殺してしまって、
そして、人生に、不幸、欠乏をもたらすものなのです。

愛を増やすためには、決して怒らないで、
何事も、一生懸命に愛そうといった努力が必要。
知恵を増やすためには、決して怒らないで、
何事も、一生懸命に考えようといった努力が必要。

愛も、努力。
知恵も、努力。

結局は、努力が、1番大切だということです。


※至高のお方ー宇宙の至上神・天地の偉大なる創造主・Supremeのこと。
クリシュナは、親しみと尊敬の気持ちを込めて、神様のことをこのように呼びます。
主・天の父・ヤハウェ・アッラーも同義です。




合   掌




ジョージ・アーナンダ・クリシュナ

George Ananda Krishna
















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合掌