いくつになっても、年齢のせいにはしない
私は、現在、50代半ば過ぎの年齢です。
一昔、二昔以上前の時代ならば、
「初老」と呼ばれていた年齢で、
そして、普通の会社員や役人等であれば、
定年退職をしていた年齢です。
しかし、現在の50代というのは、
昔と比べたならば、はるかに若いです。
どこからどう見ても、とても「初老」には見えないといった人が、
圧倒的多数を占めていると思います。
(私もその1人だと思っております。)
年々、段々と平均寿命が延びてきていて、
そして、これからの時代は、
「人生100年時代」と呼ばれることが多くなってきています。
(その昔は、人生50年と呼ばれていたのですから、ほぼ倍に延びたということになります。)
しかし、100歳まで生きることができたとしても、
認知症になったり、寝たきりになったりしたならば、
長生きをしたとしても、あまり意味がないと思います。
(基本的に、人間は生きている限り、その魂は成長し続けます。
しかし、認知症になって、人生の苦しみを苦しみと認識できなくなったならば、
魂の成長は止まってしまいますから、あまり意味がないことになってしまうのです。)
100歳まで生きるのだったならば、
やはり、健康に、
生涯、誰からの介護も受けることなく
生きられれば、理想だと思います。
私が、常日頃から、心がけていることは、たくさんあるのですが、
その中の一つが、「いくつになっても、年齢のせいにはしない。」ということです。
例えば、「人間の体も、自動車と同じようなもので、
長年使っていったならば、あちこちガタがきて、ダメになっていく。」
などと言う人がいますが、
そう言う人に限って、酒、タバコをやり、不摂生な生活を送り、
そして、運動らしい運動をほとんど行わないのです。
まず、自動車は、機械です。
でも、人間の体は、機械ではありません。
そして、機械というものは、成長することがありません。
しかし、人間の体は、成長していくのです。
人間の体は、十分な栄養、休養(睡眠)を取って、
適切な運動を行っていくのならば、
いくらでも、年齢に関係なく、
成長していくものなのです。
そして、逆に、運動等を全く行わなかったとしたならば、
人間の体は、加齢と正比例するように、
衰えていくだけなのです。
1998年に、特発性ジストニアの最後(7回目)の手術を受けた後に、
物凄い後遺症が出て、苦しんだ時に、私は、
「元々ポンコツだった私の体は、本当に、
取り返しのつかないポンコツ、ガラクタになってしまったな。」
と嘆き、落胆し、
「自分の人生は、本当に終わってしまったな。」と心底思ったものです。
しかし、人間の体というものは、凄いもので、
年数はかかりましたが、
リハビリ等の運動をしっかりと行い、
十分な栄養、睡眠を与えるならば、
いくらでも、人間の体は、蘇っていくということに気付いたのです。
(そして、近年は、西野流呼吸法を行うことにより、
酸素を大量に吸収することによって、
いくらでも、人間の体の細胞は蘇り、若返っていくということに気付いたのです。)
実は、手術の後遺症は、今でもたくさん残っていて、
それについては、回復不能なものもいくつかあるのですが、
他の体の部分で補ったりして、現在では、
普通の人間と遜色ないくらいにまで、動けるようになってきていると思います。
それから、私自身の体力的なことに関して言わせてもらえば、
瞬発力、スピードといったものは、若い頃と比べたならば、
格段に落ちた、衰えたといった自覚はあります。
しかし、他の事柄について言えば、
例えば、持久力、腕力、柔軟性等々は、衰えるどころではなくて、
若い頃よりも、はるかに向上していっていると思います。
(ジョギング、筋力トレーニング、後述する胴体力トレーニングを行っている成果だと思います。)
西野流呼吸法というものは、健康法としては、
大変に優れたものです。
しかし、西野流呼吸法を行うことによって、
直接的に、運動能力の向上は、ほとんど全く得られないのです。
私が最近見つけた「胴体力トレーニング」というものは、
驚くほど、体が柔軟になり、
目覚しい運動能力の向上を得ることができるものです。
おススメです。
胴体力トレーニングの本
胴体力トレーニングのDVD
年齢のせいにするのは、とても簡単です。
「もう年だから。」と一言言うならば、
あなたよりも年齢がはるかに若い親切な人達は、
大変気を遣ってくれることもあるかも知れません。
でも、「もう年だから」という言葉は、
自分に悪い暗示を与えて、そして、
より余計に、自分自身を老けさせてしまう可能性があるのです。
人間は、暗示にかかりやすい生き物だからです。
「もう年だから」という言葉は一切使わないようにして、
「もう年だから」と頭の中でも一切思わないようにして、
そして、いくつになっても、
運動を行い続けて、
努力をし続ける。
目一杯の努力、100%の努力をし続けることが、
いくつになっても、
若々しく、
健康に、
生きられるコツだと、
私は、思います。
合 掌