夢中になって行う
世の中で、天才だと称されているような人達、
その道の頂点を極めているような人達のことを、
ここでは、便宜上、達人と呼びたいと思います。
達人達は、皆、物凄い努力家です。
達人達は、皆、毎日、物凄い努力を重ねている人達です。
しかし、ほとんどの達人達は、
その努力を当たり前のこととして捉えていて、
ちっとも大変そうではありません。
まして、血のにじむような努力といった表現は、
実際そのようなものであったとしても、
達人達本人は、全くケロッとしていて、
それを感じさせないのです。
達人達は、その物凄い努力すら、楽しんでいるように思えます。
達人達は、皆、物凄い集中力でもって、
大変な努力も、楽しんで行っているのです。
大切なものは、集中力。
そして、意識的であること。
そして、さらに重要なことは、
夢中になって行うことだと、私は、思います。
達人達は、決して、冷めてはいないのです。
達人達は、皆、熱いハートを持っているのです。
そして、物事に対して、
無我夢中になって、取り組んでいるのです。
(但し、達人達は、常に、冷静さも、併せ持っていますが。)
勉強でも、練習でも、修行でも、仕事でも、
無我夢中になって、行っていくことが、最も大切なのです。
人には、人それぞれに、様々の自分に与えられた
仕事や勉強などがあります。
その与えられたものに対して、
どれだけ我を忘れて、夢中になって、努力を行っていけるかが、
その道の達人になれるかどうか、
その道で、成功することができるかどうかを、
左右するのです。
これは、神の悟りへの道だけではなくて、
この世の中のありとあらゆる仕事や事柄に当てはまることです。
ですから、この教えをお読みになられた方は、
自分に与えられた道を、
無我夢中になって、
努力を重ねていかれてください。
天才は、この世に存在しないのですから。
努力を行う人のことを、
どれだけ夢中になって努力を行っていける人のことを、
天才と呼ぶだけなのですから。
合 掌