私は、頭がいい
私達人間は、自分が考えているような人間になっていくのです。
私達人間は、自分が思い込んでいるような人間になっていくのです。
人は、暗示にかかりやすいのです。
ですから、常に、プラス思考で物事を考えていくことが大切です。
常に、プラス思考で、物事を考えていったならば、
私達は、きっと、素晴らしい人間になることができるでしょう。
例えば、私達人間には、頭がいい人と頭が悪い人がおります。
しかし、頭がいい人も頭が悪い人も、実際には、
その能力には、ほとんど差がないのです。
頭がいいか悪いかは、先天的、遺伝的な影響よりも、
後天的な影響に左右されるのです。
つまり、子供の頃に、親が、どのように育てたのか?
或いは、教師が、どのように育てたのか?
ということに、最も左右されるのです。
具体的に、説明をしますと、
親や教師が、その子供のことを、「頭がいい」と言って育てた場合には、
頭がいい人間になるのです。
親や教師が、その子供のことを、「頭が悪い」と言って育てた場合には、
頭が悪い人間になるのです。
つまり、頭がいい人間は、親や教師によって、
自分は頭がいい人間であると思い込まされた人間であるに過ぎないのです。
逆に、頭が悪い人間は、親や教師によって、
自分は頭が悪い人間であると思い込まされてきただけなのです。
人は、物凄く暗示にかかりやすいのです。
そして、実際に、親や教師から「頭が悪い」と言って、
育てられた人達は、あまり頭が良くありません。
けれども、心配をしないでください。
そういった人達は、ただ単に親や教師による暗示にかかっているだけですから。
能力的には、いわゆる頭が良いとされている人達と、
全く変わりはないのですから。
ですから、「自分は、頭がいい」と自己暗示をかけ直していくならば、
必ず、驚くぐらいに、頭が良くなっていくはずですから。
それでは、自己暗示をかけていきます。
「私は、頭がいい。
私は、頭がいい。
なんて、私は、頭がいいのだろう。」
と自分の頭の中で繰り返して、声に出しても言ってください。
そして、さらに効果的な方法は、
自分が小さかった頃、自分の親から呼ばれていた名前で暗示をかける方法です。
自己暗示を色々試したけれども、中々効果が上がらないのは、
自分が小さい頃、親から呼ばれていた名前を使わないからです。
自分の親から呼ばれていた名前を使えば、暗示にかかりにくい人でも、
すぐに暗示にかかることができるのです。
例えば、私の本名は、カサハラ ヒデオという名前で、
私は、両親から「ヒデオ」と呼ばれていましたから、
「ヒデオは、頭がいい。
ヒデオは、頭がいい。
なんて、ヒデオは頭がいいのだろう。」
と暗示をかけていけばいいのです。
ノートを1冊用意して、
そのノートに、毎日、これを書いていくというのも有効な方法です。
そして、書いたならば、必ず、それを声に出して読んでください。
そして、この方法は、言葉を変えて、
様々な自己暗示をかけることが可能です。
例えば、
「〇〇は、運動神経がいい。
〇〇は、運動神経がいい。
なんて、〇〇は、運動神経がいいのだろう。」
「〇〇は、歌がうまい。
〇〇は、歌がうまい。
なんて、〇〇は、歌がうまいのだろう。」
「〇〇は、ギターが上手。
〇〇は、ギターが上手。
なんて、〇〇は、ギターが上手なのだろう。」
(〇〇は、あなたが、小さな頃、自分の親から呼ばれていた名前。)
ご自分で、様々な言葉を使って、自由にやって頂いてけっこうです。
注意をする点は、「〇〇は、天才である」
という暗示は、絶対にかけてはいけません。
なぜならば、天才という言葉は、エゴを増長させてしまう言葉だからです。
それから、「世界一、うまい」とか「日本一、上手」
といった言葉も、エゴを増長させてしまう言葉なので、
絶対に使ってはいけません。
簡単な言葉の方が、暗示がかかりやすいのです。
それから、この自己暗示を始めたならば、
もう、「頭が悪い」という言葉を、絶対に口にしてはいけません。
もう、「頭が悪い」と考えてもいけません。
一切の否定的な言葉を言わないで、
自分の頭の中で、何度でも、「〇〇は、頭がいい」
と繰り返し、唱え続けてください。
何年にも渡る暗示を取り除くためには、意識的な努力が必要なのです。
それから、よく物が覚えられない時に、
自分の頭を軽くたたいて「バカ」と、自分に言う人がいますが、
そういったことは絶対にやめてください。
そういった行為は、自分で自分自身に悪い暗示をかけてしまうだけですから、
余計、物が覚えられなくなるだけです。
悪い癖は、直していってください。
そして、さらに重要なことは、
他の人のことを、絶対にバカにしてはいけないということです。
人をバカにしたならば、必ず、それは自分に返ってきて、
自分がバカにされることになるのです。
人のことも、自分のことも、絶対にバカにしてはいけないのです。
人をバカにする人間が、最も馬鹿なのです。
馬鹿とは、人のことをバカにする人間のことを、指して言う言葉なのです。
人間が持つコンプレックス(劣等感=inferiority
complex)というものは、
とても根深くて、複雑です。
そして、その1人1人の人間が持つコンプレックスが、
この世界に、様々な不協和音を作り出していっているのです。
コンプレックスは、怒りです。
コンプレックスとは、人間の怒りが、その形を変えていったものです。
怒りは、悪です。
怒りは、罪です。
コンプレックス(劣等感)は、悪です。
コンプレックスは、罪です。
日本中の人達が、このアイアラシの法則を実践していったならば、
コンプレックスのない素晴らしい日本へと、
生まれ変われることでしょう。
世界中の人達が、このアイアラシの法則を実践していったならば、
コンプレックスのない美しい世界へと、
生まれ変われることでしょう。
合 掌