自分を褒める
この教えは、「私は、頭がいい」の続編としてお送りします。
「〇〇は、頭がいい。
〇〇は、頭がいい。
なんて、〇〇は、頭がいいのだろう。」
という自己暗示を始めてみたのですが、
すぐにでも、暗示が効いて、みるみる頭が良くなっていくとは限りません。
長年、自分の頭に染み込まれた暗示を取り除くには、
ある程度の時間が必要だと思います。
ここでは、その自己暗示が効くスピードを、
更に高めてくれる有効な方法をご提供したいと思います。
自己暗示を助ける有効な手段は、
自分のことを褒める、ということです。
例えば、学生の方で、
「〇〇は、頭がいい。
〇〇は、頭がいい。
なんて、〇〇は、頭がいいのだろう。」
と暗示をかけ始めた人でも、
いきなりテストで100点を取るということは難しいことだと思います。
しかし、暗示を始めた1番最初の段階では、たとえ良くない点であっても、
何も全く問題はありません。
例えば、あなたがテストで、50点を取った場合は、
〇が付いている50点の方を褒めて、
×が付いている50点の方は気にしないでください。
×が付いている50点の方は、反省をしないで、復習をしていけばいいのです。
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とにかく、〇が付いている50点の方を、
大袈裟に、褒めちぎっていってください。
「素晴らしい」「良くできたね」「見事だね。」
「こんな難しい問題を解くことができるなんて、大したものだ」
「〇〇は、才能があるね。」
等、
色々、褒めちぎってください。
これは、50点よりも低い点の場合でも、
同様に褒めていってください。
例えば、30点の場合は、×が付いている70点の方ではなくて、
〇が付いている30点の方を、大袈裟に褒めちぎってください。
それから、10点の場合でも、×が付いている90点の方ではなくて、
〇が付いている10点の方を、大袈裟に褒めちぎってください。
この法則は、テストの点数が1点以上の場合には
全て使うことができる法則です。
この法則が使えないのは、テストが0点の場合だけです。
しかし、真面目に、勉強を行っている人間が、
テストで、0点を取るというのはあり得ないことですので、
全く問題はないと思います。
常に、プラス思考を心がけていくことが、何よりも大切なのです。
そして、その次ぎに大切なことは、
真面目に、一生懸命に、勉強や練習を行うことです。
例えば、「〇〇は、足が速い。
〇〇は、足が速い。
なんて、〇〇は、足が速いのだろう。」
と暗示をかけた人でも、すぐに足が速くなるとは限りません。
実際に、走ってみて、以前と全く同じタイムだったとしても、
「素晴らしい」「速いね」「物凄く速いね」「見事だね」「さすが」
などと、自分を褒めながら、練習を行っていくならば、
効果は、断然上がっていくのです。
逆に、「やっぱりダメだ」「遅い」
などと否定的なことを考えながら、練習を行っていくならば、
効果は、さっぱり上がっていかないと思います。
自分で自分のことを褒めて練習を行っていっても、
自分で自分のことをけなして練習を行っていっても、
やることは変わらない訳ですから、
プラス思考で、物事を捉えながら行っていく方が、
効果が上がるというのは、当然と言えば当然の話なのです。
それから、走るのが遅ければ遅いほど、
余計に、大袈裟に、褒めていってください。
要領としては、自分の印象とは、逆の言葉を使っていくということです。
そして、「走る」以外のことでも、同様の方法で、
自己暗示をかけていってください。
例えば、「〇〇は、ギターが上手。
〇〇は、ギターが上手。
なんて、〇〇は、ギターが上手なのだろう。」
と暗示をかけても、すぐにギターが上手に弾けるようになるとは限りません。
実際に、ギターを弾いてみて、全く上手に弾けなかったとしても、
「素晴らしい」「上手だね」「うまいね」「器用だね」
「見事だね」「さすが」「美しい」「いいね」「感動的だね」
などと、自分を褒めながら、練習を行っていくならば、
効果は、断然上がっていくのです。
逆に、「下手」「やっぱりダメだ」「やっぱり不器用」「下手クソ」
などと否定的なことを考えながら、練習を行っていくならば、
効果は、さっぱり上がっていかないと思います。
それから、ギターを弾くことが下手であればあるほど、
余計に、大袈裟に、褒めていってください。
要領としては、自分の印象とは、逆の言葉を使っていくということです。
それから、自己暗示で、使ってはいけない言葉がございますので、
それについてご説明していきたいと思います。
前回は、「天才」「日本一〜」「世界一〜」
などの言葉は、使ってはいけないと申しましたが、
さらに、それに追加をして、
「最高」「完璧」という言葉は、使ってはいけないこととします。
なぜならば、この自己暗示は、最高でも完璧でもない状態で、
かけていくものですから、
例えば、最低のレベル段階で「最高」と暗示をかけていったならば、
最低が最高で、つまり最低の状態のままでもいいということになってしまうからです。
とにかく、「最高」や「完璧」という言葉は使わないで、
上手に、自己暗示をかけていってください。
(但し、自分のレベルが「最高」や「完璧」といったレベルに
近付きつつあると感じている人達は、
「最高」「完璧」という言葉を使ってもかまいません。)
それから、「勉強が難しい」とか「練習がキツイ」とか「仕事が辛い」
などといった否定的な考えは持たないでください。
こういった否定的な物の考え方や否定的な言葉は、完全に捨て去ってください。
「勉強が難しい」ではなくて、
「勉強は、簡単」→「勉強は、楽しい」
「練習は、キツイ」ではなくて、
「練習は、楽だ」→「練習は、楽しい」
「仕事は、辛い」ではなくて、
「仕事は、面白い」→「仕事は、楽しい」
勉強でも、練習でも、仕事でも、
全て、「楽しい」という言葉に置き換えていけばいいのです。
「勉強は、楽しい」
「練習は、楽しい」
「仕事は、楽しい」
最初の内は、機械的に、ただ頭の中だけで、
否定的な言葉を、「楽しい」という言葉に置き換えていくだけでいいのです。
勉強も練習も仕事も、「楽しい」と考えてやっても、
「楽しい」と考えないでやったとしても、
その勉強や練習や仕事の大変さは、全く変わらないと思います。
それだったら、「楽しい」と無理やりにでも自分に暗示をかけて行っていった方が、
その勉強や練習や仕事の成果は、はるかに良いと思います。
そして、誰でも、生まれてから1度くらいは、
本心から、「勉強は、楽しい」と思った経験があるはずです。
誰でも、生まれてから1度くらいは、
本心から、「練習は、楽しい」と思った経験があるはずです。
誰でも、生まれてから1度くらいは、
本心から、「仕事は、楽しい」と思った経験があるはずです。
その経験は、至高のお方からの大いなるプレゼントですから、
その時のことを思い出して、心から、
「勉強は、楽しい」
「練習は、楽しい」
「仕事は、楽しい」
と言ってみてください。
※至高のお方ー宇宙の至上神・天地の偉大なる創造主・Supremeのこと。
クリシュナは、親しみと尊敬の気持ちを込めて、神様のことをこのように呼びます。
主・天の父・ヤハウェ・アッラーも同義です。
合 掌