スリ・チンモイの瞑想のやり方　その３




スリ・チンモイの瞑想の基本的な原理は、
トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）に対して、
ほんの少しでも愛を捧げたとしたならば、
至高のお方は、そのあなたが捧げた愛の何倍もの愛を返してくれる。
しかし、トランセンデンタル・ピクチャーに愛を全く捧げなかったとしたならば、
あなたも、愛を、ほとんど受け取ることができない、というものです。

スリ・チンモイ師は、「神は、単純である。」と言っておりますが、
この言葉は、バクティー・ヨーガにおける神に対する言葉としては、
１００％、正しいのです。
（バクティー・ヨーガだけではなくて、
もっと広い範囲、広い意味での神（至高のお方）ということになれば、
神は、複雑で、難解であるという言葉の方が、正しいのですが。）

とにかく、スリ・チンモイの瞑想（バクティー・ヨーガ）の基本原理は、
上記した通りなのですから、
瞑想を行う時は、トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）を、
心（ハート）から愛して、
そして、心から、愛を捧げるようにしていけば、
瞑想は、とてもうまくいくようになるのです。


愛を捧げることがうまくできないという人は、
まず、自分の中のハート（心）のある場所を見つけ出す必要があります。
「スリ・チンモイの瞑想のやり方　その１」を読んで、その通りに実践をしたならば、
容易に、自分の内面のハートを見つけ出すことができると思います。

そして、その自分の内面のハートがある場所を見つけ出したならば、
そのハートを意識して、
心を込めて、
愛を込めて、
トランセンデンタル・ピクチャーと向き合ってみてください。
ハートの位置が全くわからなかった時と、
ハートの位置がわかった時とでは、
たったそれだけで、瞑想が、１８０度、違ったものになることと思います。

ハートを意識して、
至高のお方（トランセンデンタル・ピクチャー）に愛を捧げようとしてみてください。
あなたのハートから愛を捧げようとしてみてください。
そうすれば、それは、必ず、出来るようになりますから。

そして、それが、出来るようになったならば、
毎日、毎日、
至高のお方に、愛を捧げ続けてください。
あなたの愛を、捧げて、捧げて、捧げて、
尽くして、尽くして、尽くして、
捧げ尽くしてください。


※至高のお方ー宇宙の至上神・天地の偉大なる創造主・Supremeのこと。
クリシュナは、親しみと尊敬の気持ちを込めて、神様のことをこのように呼びます。
主・天の父・ヤハウェ・アッラーも同義です。




合　　　掌










スリ・チンモイの瞑想のやり方　その４




それから、私は、今まで、散々、「神は厳しい、神は厳しい」と言ってきましたけれども、
しかし、バクティー・ヨーガにおける神に関しては、
１００％、優しいと言うことができるのです。
トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）を、心から愛して、
そして、トランセンデンタル・ピクチャーに対して、完全に従順であったならば、
至高のお方は、いつでも、
限りなく愛情深くて、限りなく優しいのです。


ですから、スリ・チンモイの瞑想を行っている時には、
至高のお方に対して、思いっきり、甘えてみてください。
例えば、私の場合は、幼少の頃、親に、甘えたことなどほとんどありませんでしたが、
この瞑想を通して、私は、至高のお方に、
本当に、甘えさせて頂いているのです。
至高のお方は、限りなく優しいですから、
いつでも、どこでも、
私が、好きなだけ、甘えさせてくれるのです。

人間は、やはり、幼少の頃には、
きちんと親に甘えて、育った方が、
精神的にも、いいと思います。
いや、と言うよりも、親に甘えないで育ったとしたならば、
かつての私のような、明らかな欠陥人間になってしまうのです。
しかし、私のように、親に、満足に甘えることができなかった人も、
大勢いることと思います。
そういう人達、いわゆる「アダルトチルドレン」と呼ばれるような人達は、
是非、この瞑想を、実践して頂きたいと思います。


ハートで瞑想を行って、
トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）を心から愛して、
そして、思う存分、
至高のお方に、
甘えてください。

至高のお方は、
いつでも、
あなたのことを、
目いっぱい、
甘えさせてくれますから。


甘え方がわからないという人もいるかと思いますが、
甘えるということは、愛することなのです。
愛しているから、甘えたいと思うのです。
全く愛してはいない人に対しては、誰も、甘えたいとは思わないでしょう？
ですから、まず、至高のお方のことを、
心から、とことん愛してください。

それから、我が強過ぎたならば、
決して、甘えることはできませんから、
我は、なるべく持たないようにしてください。
トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）の前では、
いつでも、無我で、無邪気な幼子のようであってください。


トランセンデンタル・ピクチャー（至高のお方）を、心から愛して、
自分の持っているエゴを全て捨て去って、
そして、思う存分、
至高のお方に、甘えられてください。


※至高のお方ー宇宙の至上神・天地の偉大なる創造主・Supremeのこと。
クリシュナは、親しみと尊敬の気持ちを込めて、神様のことをこのように呼びます。
主・天の父・ヤハウェ・アッラーも同義です。




合　　　掌